こんにちは。
けんしょう門真鍼灸整骨院の分部(ワケベ)です。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
ところで皆さんはお正月休み明けに
首・肩こりや腰痛を感じた事はありませんか?
また、ひどい場合は首の寝違えやギックリ腰になった…
日頃頑張っている方ほど、長期休暇で体調を崩されたご経験があるかと思います。
特にお正月休みは食べる量や飲む量が増えますよね。
今回はお正月にしがちな暴飲暴食と肩こり・腰痛の関係性を解説します。
◎胃腸と首肩
お腹と首肩がどう関係がするの?
と、お思いかもしれませんが腸は腹膜という内臓を包む袋の様なものに包まれて、ぶらさがっています。
そのぶらさっがている腸(内臓)が何かの影響で下に下がるとどうなると思いますか?
まずは胃や肺の下にある横隔膜が下に引っ張られ、その状態が続くと肩や首を硬く固めてなんとかしようとがんばります。綱引き状態ですね汗
この綱引き状態でいっぱいいっぱいになると首・肩は悲鳴を上げます。
その結果、肩こりを感じたり、硬く動きにくくなった首は寝起きや振りむいた際に痛みが強く出る場合があるのです。
※しつこい首肩こりや腰痛に対してマッサージしても一時的に気持ちイイだけでなかなか改善がみられないのはこういう理由も考えられます。
内臓の状態に理由があれば、首肩を揉んでも良くならないのは合点がいきますよね。
◎胃腸と腰
お腹と腰。
首肩よりは関連性をイメージしやすいと思います。
病院や健康番組でも「腰痛は腹筋を鍛えなさい!」
なんてフレーズを聞いた事がある方もいらっしゃると思います。
※腰痛改善=腹筋強化だけではありませんが…
そもそも背骨は背中の筋肉だけでは支えられません。
お腹周りの支えも必要になります。
では、お腹はどういう形でサポートしているかと言うと、呼吸により横隔膜が上下する事でお腹の空気圧(腹圧)を一定に保ちながらその圧力で背骨を支えています。
その際、胃腸と首肩でもお伝えしましたが、何らかの影響で腸(内臓)が下がってしまうと
横隔膜が働きにくくなり、お腹から腰の空気圧を適切に保つ事が難しくなります。
するとお腹と背中でバランスよく背骨を支える事が難しくなり、お腹の分も頑張る腰がパンクしてしまうのです。
◎食べ過ぎでも内臓は下がる?
ここで最初の話に戻りますが、お正月に食べ過ぎると消化・吸収が追いつかなくなり内臓が疲れて下に下がってしまう恐れがあります。
そうなると、先にお伝えしたように首・肩・腰が内臓を支えるのに頑張らなくてはならないので違和感や倦怠感を感じやすくなるのです。
もちろん、昨年・今年とお正月も外出を控えていた方は運動不足やテレビ・スマホを見る時間が増えると背中への負担も大きくなる事も考えられます。
お正月明けに首肩がしんどくなりウォーキングや体操をしてもなかなか変化を感じられない方は胃腸を少し休めることで体の中から本来の体調を取り戻すのも一つの方法と覚えておいて頂ければと思います。
七草がゆを食べるのはこういう意味でも必要そうですね。
昔の人はすごいですね。
◎まとめ
今回はお正月明けの時期でしたので、イメージしやすい食べ過ぎと関連させてお伝えしましたが、内臓が下がる理由は食べすぎだけではなく、ストレスにより自律神経が乱れる事でも起こるといわれています。
いろんな運動やトレーニングをしても改善しないしつこい首・肩・腰の症状でお悩みの方はお気軽にご相談頂ければと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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