各症状説明

の痛み

四十肩・五十肩
名前の通り40~50代の中年以降の方に多く発症する疾患で、肩が痛い・腕があがらないといった症状です。さらに、背中や肘まで痛む方もいます。痛みのために頭の後ろや背中に手がまわせなくなり、重度になると夜間痛や腕を切り離したくなるくらいの激痛に襲われます。
胸郭出口症候群
20代~30代のやせ形、なで肩の女性によく見られ、肩や腕などが痛む疾患です。痛みだけでなく、怠い・しびれる・手足がむくむ・冷えるといった血液循環の障害を伴った症状があらわれます。原因は鎖骨の下を通っている首から手の方に伸びる動脈や神経が、鎖骨周囲の筋肉の問題で圧迫されて血液循環不良を起こしてしまうことにより起こります。

の痛み

筋・筋膜性腰痛
一般病院では、ヘルニアや腰椎に異常が発見されない場合によく名づけられる疾患です。老若男女を問わず、長時間の立ちっぱなし、座りっぱなしの方に多い腰痛です。肥満やストレス、運動不足が腰痛の原因とも言われていますが、直接原因ではありません。
仙腸関節炎
仙腸関節部分(左右のお尻の間。尾骨の上の骨)のみが、熱っぽかったり痛かったりします。ゴルフや野球などのスポーツ選手や重労働者の方で、仙腸関節部分だけが非常に痛いというケースが多いです。
脊柱菅狭窄症
50代以上の比較的男性に多くみられる疾患です。腰やお尻が痛く、脚の痛みやしびれがあり、歩行障害を伴います。脚のしびれはずっとしびれているのではなく、歩くとしびれがひどくなり歩行障害を伴いますが、しばらく休むとまた歩けるという症状です。また、自転車は楽だというケースが多くみられます。
腰椎椎間板ヘルニア
神経根が圧迫されたり刺激されたりすることにより、足腰の痛みやしびれなどが起こる症状です。神経根の症状のため、神経が分布している領域である腰・太もも・脚の甲・親指・膝下外側などに痛みやしびれ、感覚異常や運動障害が起こります。どの年齢の方でも起こりますが、特に20~50代のスポーツ選手など、腰に負担をかけている方に多くみられる疾患です。

の痛み

変形性股関節症
中年以降の女性に多く、股関節の変形がおき、股関節が痛む疾患です。特に赤ちゃんの頃に股関節脱臼を起こした経験のある方に多くみられます。変形性の股関節脱臼の症状が現れてしまうと足を引きずって歩くことになってしまいます。
変形性膝関節症
多くの場合、膝の内側が痛み、特に階段を降りる時や立ち上がって最初の一歩二歩が特に痛みます。重症になると、正座が出来なくなります。中高年の方に多い病気ですが、とりわけ女性に多く、50歳以降になるにつれ患者様の数が増えていきます。注射や薬のみでは限界があり、リハビリによる筋力強化が大切です。
足底筋腱膜炎

立ったり歩いたりすることが多い中年の方に多い疾患で、足のかかとの骨のやや内側に鋭い痛みが生じます。朝の第一歩が最も痛い方と、立ったり歩いたりする時間が長くなると痛む方がいます。原因としては、筋肉の疲労によるものと考えられています。また、剣道の打ち込みの様な動作を繰り返しすると、打撲の様な状態になり、痛みを生じる場合があります。

の痛み

肘内障
2・3歳くらいから、小学校高学年までの子供に起こる疾患で、「子供の腕を引っ張ったら、腕が抜けてしまった」と言われるものです。負傷すると、腕がブラブラして腕があげられなくなり、触るととても痛がります。これは、小さな子供によく起こる独特の脱臼です。
ドゥ・ケルバン病
20代~50代の女性の妊娠時・産後・更年期、美容師など手をよく使う方に多い手首の親指側の腱鞘炎です。発症すると、痛みのためにタオルを絞るような動作がつらくなります。手首の親指側にあるトンネル状の腱鞘の中にある腱の動きが、使いすぎによりスムーズでなくなり、炎症が起こって痛みや腫れを生じます。
手根管症候群
親指から中指とてのひらに、焼けるような激しい痛みとしびれが生じ、感覚が低下してしまいます。手首のしわの部分を叩くと痛みが指先に放散したり、夜間痛みのために目が覚めるといった症状がでて、手を振ると痛みが軽減します。進行すると、母指の付け根の筋肉が痩せ、親指を小指に近づけにくくなります。手をよく使う50代の女性に多く、手首の関節にある管の中を通る神経を、筋肉の腱が太くなることにより圧迫することで症状が現れます。

成長障害

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
テニスのバックハンドの動作や、中年以降の女性でパソコンのマウスの操作や手作業の機械を使うなど、手首を使いすぎる動作の多い方によく見られ、肘の外側が痛みます。特に、タオルを握る・ガス栓や水道やドアノブを捻る様な動作で痛みが強くなります。腫れがないので外観からは判断できませんが、炎症が解消されないまま放置していると、安静時であっても肘や肩が痛くなり、酷い場合は首まで痛みます。
オスグッド病
小・中学生に多く、成長期の膝のスポーツ障害で最も多い疾患のひとつです。膝の皿の下にある出っ張った骨が痛み、ボコッと腫れてきます。これを放置しておくと、脛骨を骨折してしまうこともあります。早期発見・早期治療が重要です。特にサッカーやバスケット、バレーボール、野球などジャンプやランニングを伴い、膝に圧力をかける動作の多い競技の方に起こりやすいです。
ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)
バスケットボールやハンドボール競技、バレーボールのように、ジャンプ・着地・ダッシュ・ストップを伴う激しいスポーツに多い疾患です。特にジャンプを多くするスポーツ選手に非常に多発する障害であるため、「ジャンパーニ―(膝)」と呼ばれています。膝蓋靭帯炎は、小・中学生よりも、骨の成長が一段落する高校生や大学生に多く見られます。
アキレス腱炎
長く走ったりする事で、徐々にアキレス腱に負担がかかって、痛みと腫れが生じます。アキレス腱はかかとの後ろにくっついており、血行が悪く細くなっているので炎症が起こりやすいです。また、運動をしない方でも、女性には、先天的にかかとの骨が後ろに突き出している人が多く、ひざ裏からかかとまでの距離が長くなってしまう為、アキレス腱が伸ばされ、炎症を起こす人がいます。
シンスプリント
陸上の長距離選手やジャンプを行うスポーツ選手に多く、すねの骨の内側、中央よりやや下3分の1の部分が痛みます。Ⅹ脚や扁平足の方に多く、走ったりジャンプをして着地するたびにヒラメ筋がついている骨の骨膜が引っ張られ、限界を超えると骨膜に炎症を起こして痛み始めます。腫れや熱はありませんが、指で押すととても痛みます。

上記症状でお悩みの方はけんしょう門真鍼灸整骨院までお問い合わせください。

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