こんにちは。
けんしょう門真鍼灸整骨院のワケベです。
今回は日頃から猫背や巻き肩が気になる方に向けてお送りします。
上のイラストのように肩こり・腰痛などを感じ姿勢を気にされている方。
また、ぽっこりお腹や二重あご等ご自身のスタイルが気になり姿勢改善に取り組んでいる方。
当院でも患者様にお話を聞いていると多いです。
それでもなかなか改善がみられない方には共通した理由があります。
今回はその理由と改善の為のエクササイズお届けします。
<なかなか改善しない理由>
- 猫背、巻き肩だけをなんとかしようとしている
- 背骨(胸の高さ)を動かす感覚が分からない
- 普段している呼吸が改善の邪魔をしている
いわゆる猫背や巻き肩で悩んでいる方の姿勢は背中や肩だけに問題のあるケースは少ないです。
猫背や巻き肩は体が立つ・座る姿勢の中でバランスを取ろうと体が頑張った結果でしかありません。
なので、結果だけを無理やり正しても「見せかけ」だけの姿勢になり、取ってつけた状態は長続きしません。
姿勢に悩んでいる方は普段から座る時間が長かったりして、背骨の動きのパターンが決まっていて背中が緊張し、背骨を動かす感覚が分かりにくくなっている方が多いです。
最後は普段何気なくしている呼吸についてです。
猫背や巻き肩の方の多くは背中が丸くなることで、胸の前側に空気が入りづらい状態になり、その呼吸を毎分・毎時・毎日と続けていることでより改善しづらい体へとなっていきます。
毎日2~3万回するといわれる呼吸ですので、こちらの改善も必要です。
自宅で行える改善エクササイズ
ここまでを踏まえて、ご自宅でも簡単に行えるエクササイズをお伝えします。
まずは2でお伝えした背骨(胸の高さ)を動かすエクササイズを2種類お伝えします。
☆背中の伸展ストレッチ
写真1のように四つ這いになります。
次に写真2のように四つ這い姿勢からお尻を踵に向かって下げていきます。
この際に背中の真ん中から上のあたりが締まって伸びる感じがあればOKです。
☆背中の回旋ストレッチ
写真3のように正座をして肘を膝の前に置きます。
次に写真4のように頭に軽く手をあて、上げた腕の方に背中をひねります。
この時も背中の真ん中から上のあたりに締まる感じがあればOKです。
※踵がお尻につかない方は体をひねる時に背中を反らせるようになる場合があります。
イメージは背骨を軸にコマのようにひねることを意識して行ってください。
次は3でお伝えした呼吸とそれによる腹圧改善のためのエクササイズです。
写真5のように正座の状態から上半身をだらんと前に倒し、リラックスした状態でゆっくりした呼吸を行います。
ゆっくり呼吸が出来た方は写真5のように5~7秒かけて行ってみてください。
※ポイントは…
吸うときに腰からお尻が膨らみ体の中から空気の圧で腰からお尻をストレッチしている感覚をつかむ
吐くときに肋骨が締まる感じとそれによりミゾオチからヘソがキューっと締まる感覚をつかむ
このエクササイズをし始めて間もない時期はなかなか腰が膨らむ感じや肋骨が締まる感じがつかみにくいかもしれませんが、毎日続ける事で感覚が分かってきますので、根気よく試してみてください。
お腹と胸にしっかり空気が入るようになると胸が押しつぶされない様になり自然と背中は伸びてきます。
<まとめ>
◎猫背・巻き肩が気になると言って安易に胸や背筋をだけを伸ばそうとしない
◎まずは背骨がどのように動くかを感じる(感覚をつかむ)
◎お腹・胸に空気が入る感覚をつかみ猫背によって背骨が押しつぶされない体づくりを
冒頭でもお伝えしましたが、猫背や巻き肩になってしまう事には何か理由があります。
そこを理解して頂き、今回のエクササイズを参考にして頂ければ幸いです。
それでも一向に良くならないという方は一度ご相談頂ければと思います。
最後までお付き合い頂き誠に有難うございました。
※尚、ご質問やご相談は当院LINEやお電話でご連絡ください。